今年も徳島大学の「エクスターンシップ」にご協力させていただきました。「エクスターンシップ」は、将来、徳島県内で働きたいと考えている学生を対象に、さまざまな業界・業種について学び、早期から企業との繋がりを築くことを目的とした授業のひとつです。
6月と7月に実施された「学内エクスターンシップ」では、合計22名の学生さんが当社ブースへ足を運んでくれました。参加学生の多くは、今年大学生になったばかりのフレッシュな1年生です。
学生の皆さんに『「働くこと」や「仕事」をもっと身近に感じてもらいたい』と思い、7月の学内エクスターンシップには、現場の若手社員にも協力してもらいました。一人は文系から土木の世界へ飛び込んだ2年目社員、もう一人はついこの間まで同じ徳大生だった1年目社員です。年が近い分、学生の皆さんにとっても身近な存在に感じられたようで、一層話も弾みました。若手社員にとっても自分たちの仕事を説明するという貴重な勉強の場となりました。
2回の学内エクスターンを終えた後は、締めくくりの「学外エクスターンシップ」です。夏休みの間を利用して、興味のある会社2社以上を訪れ、より企業理解を深めるというカリキュラムになっています。
コロナの波が落ち着かない中だったため、当社では急遽オンラインに切り替えましたが、大学1年生~院1年生まで文系・理系問わず、たくさんの学生さんからお申し込みをいただきました。
当社への参加理由は「徳島のインフラを支える仕事なので興味を持った」「発注者支援業務がどんな仕事か具体的に知りたい」「行政の仕事に興味があり、公務員といっしょに仕事をしていると聞いて興味が湧いた」など様々でした。どの学生さんもしっかり目的意識を持ち、早い段階から「働くこと」「仕事」に対して意欲的で、その姿勢に感心しました。
学外エクスターンシップの前半では、社長自らが「社長の仕事」について語ったり、住瀬常務から発注者支援業務の歴史や民間発注となった背景、当社の社員が活躍しているフィールドまで細やかに説明しました。
後半は今年の4月に入社した新入社員との座談会を設けました。大学生から社会人となり、研修期間を経て、現場でどんな仕事をしているのか、なぜフジみらいに入社したのか、など学生の皆さんからの質問にお答えする場となりました。
学内・学外エクスターンシップを通じて、学生の皆さんは地元徳島の企業に興味が湧いたでしょうか。また、「働くこと」へのイメージが膨らんだでしょうか。私たちは、徳島の一企業として学生の皆さんが「徳島で働きたい!」と思えるような魅力的で活気のある街にしていかなければ、と改めて感じる機会となりました。
まだまだ若い皆さんには可能性が無限に広がっています。だからこそ、自分で枠を決めずに、様々な世界を知り、様々な働く人と出会う中で自分がどんな仕事に就きたいかをじっくり考えて欲しいと思います。
昨年に続き、たくさんの学生さんとのご縁に感謝するとともに、今年も地元大学と地元企業が協力しながら地域を担う人材を育成する「エクスターンシップ」の取り組みに、微力ながら貢献できて光栄に思います。
今年も貴重な出会いと機会をいただき、ありがとうございました。