株式会社フジみらい

先月号に続き、今回も入社2年目の若手社員にご登場いただきました。本社研修の3カ月間、同期のメンバーから「特に仲の良いコンビだった!」と言われている宮本健一さんと元木遥香さん。
宮本さんは経営情報学部卒、元木さんは環境学部卒で、ふたりにとって土木は未知の世界。ゼロからスタートとして「技術者」を目指しているふたりですが、現在は先輩の背中を追いかけ、ひたむきに仕事に邁進中です。

タウトク) 今、担当している業務内容を教えてください。

宮本 健一さん(23歳)鳥取県出身、四国大学 経営情報学部卒(写真右)

私は発注者支援業務(※1)の中でも、積算技術支援業務を担当しています。「積算」とは、発注する公共工事の費用がいくらかかるのか、基準単価等をもとに適正な工事金額を算出する仕事です。国土交通省が発注する公共工事の積算業務を担っているのですが、規模も大きく、地域への貢献を実感できる仕事です。
昨年4月にフジみらいに入社してから早1年、まだまだ分からないことばかりですが、先輩たちが丁寧に教えてくださるおかげで、業務にも慣れてきました。
(※1)国が発注する公共事業において、発注者が行う様々な業務を代行する補助業務のこと。

元木遥香さん(23歳)徳島市出身、公立鳥取環境大学 環境学部卒(写真左)

私は国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所で勤務しています。河川調査課に所属し、吉野川の治水に関わる技術資料作成等業務を担当しています。つい最近では、過去に洪水による被害が発生した箇所の浸水規模を確認する資料を作成しました。
徳島に生まれ育ったので「吉野川」は身近にある存在でしたが、業務に就いてみると「吉野川」のことをほとんど知らなかった自分に気づきました。本当に毎日、勉強の連続です。

タウトク) 入社して1年、成長したと感じることは何ですか?

元木:まだまだ至らないところばかりですが、強いて挙げると、CADの操作は入社時に比べると上達したと思います。当然のことながら、業務の打合せなどでは河川に関する専門用語が飛び交っています。最初は聞き取ることすら出来なかったのですが、少しずつ用語も覚え、分かるようになってきました。

宮本:「人間としての器が少し大きくなりました!」 という風に「インタビューで言ってこいよ~」と、先輩から言われました(笑)。周りにはイジってくださる先輩がいてありがたいです(笑)。
自分では「意識が変わった」と感じています。例えば、工事現場の横を通りかかった時には「どんな材料を使っているんだろう?」「あの機械はこの前、勉強したな」など、自然と意識が向いています。土木のことを一切知らなかった1年前と比べると、自分でも本当に変わったと思います。

元木:私も仕事を離れてもハザードマップを見る癖がつきました。学生時代までは一切気にしたことが無かったのに、「業務で深く関わると、同じ景色でもこんなに見方が変わるんだな」と思いました。初めて訪れた場所だったら、ついつい浸水エリアをチェックしちゃいます(笑)。

宮本:最初の頃は資料を作る際に「とりあえず作ってみよう」という気持ちであまり深く考えずに作成していましたが、先輩方に指導いただく中で「どうすれば相手に見やすい資料になるのか」を考えるようになりました。自分目線ではなく、お客様や相手の視点を意識しながら仕事に取り組むようになったのは、少しは成長した証かな、と思います。
発注者支援業務では「相手に見やすい、分かりやすい資料づくりがとても大切だ」と、研修でもよく言われました。業務に就いてまさにそれを実感しています。

タウトク) 反対に「まだまだだな」と思う点を教えてください。

元木:河川に関する知識をもっともっと身につけないといけません。打ち合わせや勉強会に参加したときに、話についていけないことがよくあります。今でも『分からないところが分からない』という状況になることがあるので、「もっと勉強しないと!」と思っています。

宮本:技術的な知識が全然足りていません。元木さんと同じで、まだまだ分からないことだらけで、分からないことを調べると、また分からないことに直面して、それをまた調べて…の繰り返しです。
最初は自分で調べて勉強して、まずは自分で解決できるように努めています。それでも分からないことは、先輩に聞いて教えていただいています。「すぐに誰かに聞くよりも、まず自分で調べるほうが身に付くよ」と先輩にアドバイスいただいたことを実践中です。

タウトク) どんな先輩に指導してもらっていますか?

元木:私は大先輩である橋本さんに教えていただいています。年は親子ほど離れていますが、本当に優しい方で、分からないことを何回聞いても嫌な顔ひとつせず教えてくれます!

宮本:僕は溝口さんと坂本さんに大変お世話になっています。先輩方はどんなに忙しいときでも自分の質問に丁寧に答えてくださいます。おふたりは、他の部署の方から仕事の相談をされている姿もよく見かけます。本当に尊敬する先輩方です。

タウトク) それでは、1年働いてみて会社の魅力を改めて教えてください。

宮本:フジみらいに入社を決めた理由は、採用担当の経営企画課の皆さんの人柄でした。1年働いてみてまさにその通りの会社で、社員はみんな人柄が良くてあったかい。 今は本社を離れて別館で勤務していますが、本社に来ると皆さん温かく迎えてくれるのでホッとします。

元木:私も入社のきっかけは会社の雰囲気が良いところでした。この1年を振り返ってみて、良い意味で裏切られました。私が想像していた以上に皆さん優しいです(笑)。今は、国土交通省の事務所で勤務していますが、研修担当の先輩から時々連絡をいただきます。体調を崩したときも気にかけてくれて、本当に嬉しいなぁと思いました。

タウトク) ではここで同期の仲間として、お互いの印象を教えてもらえますか?

元木:宮本くんとは入社前にオンラインの内定者懇親会で初めて会いました。第一印象はメガネをかけていたので、しっかりしている印象を受けましたが、研修でいっしょに過ごすうちに「なんかノリが軽い人だな」とイメージが変わりました(笑)。でも、それが彼の魅力のひとつで、周りの空気を読んで場を盛り上げるのが上手なんです。ノリで生きているように見えて、しっかり周りを見て考えて行動する人です。自分にはないところなので尊敬しています(笑)。

宮本:元木さんは真面目で何でもこなせるんですけど、こなしすぎて怖い(笑)。研修中にグループワークの課題があり、元木さんと同じ班になったのですが、私が時々暴走して話を脱線させかけた時に、彼女がスッと止めて何度も軌道修正してくれました。あと、一言でみんなを説得させる力があります。真面目すぎて人に騙されやすい一面もありますが(笑)。元木さんは私にとって親友であり、一番のライバルだと思っています!

元木:・・・・・・私にとってもライバルです(笑)。

タウトク) すごく間がありましたね(笑)。お二人が仲が良いということが伝わってきました。では、これからの目標を教えてください。

宮本:将来の目標は、管理技術者になって自分の部署を持つことです。管理技術者の溝口さんはすごくかっこよくて、溝口さんのようにみんなをリードできる人になりたい! これからもっと土木の勉強をして、資格を取得して、目標に近づけるように頑張ります。

元木:私も一緒にお仕事をさせていただく中で、尊敬する上司の橋本さんや吉田さんのような技術者が目標です。おふたりは、知識量も引き出しも本当に豊富で、いつも勉強させていただいています。国土交通省の職員さんからどんな質問をされても、その場で納得のいく説明をされています。そんな姿を間近で見聞きし、「自分もこんな技術者になりたい」と自然と思うようになりました。

タウトク) それでは最後の質問です。ふたりとも、土木外の学部からフジみらいに入社されました。おふたりと同じように専門外でもフジみらいに興味を持っている人に向けて、ぜひアドバイスをお願いします。

宮本:自分で学び続けることができる人であれば、絶対に伸びます。経験のある・なしではなく、やる気次第です! どんな仕事でも「やりがい」を持つか、「つまらない」になるかは本人次第。「やってやる!」という気持ちがあれば、誰でも挑戦できる仕事です!

元木:私も宮本くんと同感です。未経験でも頑張る気持ちがあれば、周りにも伝わります。フジみらいは誰にでも質問しやすい雰囲気があるので、成長したいと思ったら成長できる場所。努力次第で活躍できる会社だと思います。

タウトク) とても威勢の良い回答をたくさんありがとうございました! これからまだまだ勉強と挑戦を続けて、自分が目標とする先輩たちに少しでも近づけるように頑張ってください。

  • 2022年6月号

    未経験からの挑戦

    土木未経験で入社したふたり。チャレンジは始まったばかり!

採用に関するお問い合わせ

株式会社フジみらい

経営企画課 採用担当 桟敷(サジキ)/村部

〒770-0873 徳島市東沖洲一丁目6番地1 
recruit@fujimirai.co.jp 
TEL 088-664-7077