株式会社フジみらい

今回誌面を飾ってくれたのは、機械分野の発注者支援業務に従事する富永さん、野田さん、住友さんです。フジみらいでは中途採用も活発に行っており、ここに並んだ全員が中途採用で入社されたそうです(住友さんはR3年入社、富永さんと野田さんはR4年入社)。
3人とも社内研修を経て発注者支援業務の現場で活躍しています。年齢はちょうど12歳差ずつ(皆さん申年!)で、前職も三者三様です。そんな皆さんのお仕事内容や、チームの雰囲気などをお聞きしてきました。

タウトク)現在の仕事内容や担当している業務を教えてください。

富永 悠さん(42歳)令和4年2月入社(写真左)

私たち3人は国土交通省 徳島河川国道事務所の防災課(機械)に所属し、発注者支援業務に携わっています。技術資料作成から積算、工事監督支援まで幅広い業務に取り組んでいます。
発注者支援業務とは、発注者である国土交通省の職員の方と工事や業務を受注する民間業者の方との間に立ち、双方をつなぐ役割を果たし、公共事業がスムーズに進むようサポートする役割を果たしています。

私は主に水門や洪水時に使用するポンプ、横断歩道橋で使われているエレベーターなどの工事管理や、工事を行う民間業者の方への発注準備、また、それに関連する資料作成などを担当しています。
ちなみに前職では工事を受注する側でした。その頃は分かりませんでしたが、自分も発注者側に立って仕事をして初めて、発注者や現場技術員の方がこれほど多岐にわたった対応をしていたと知りました。

野田 陽介さん(54歳)令和4年2月入社(写真中央)

私は主に、ポンプや樋門などの国が管理する設備の保全業務を担当しています。保全とは点検や修理のことで、今は池田町や日和佐町、北島町など県内全域で仕事をしています。来週からは池田町にあるトンネルの夜間工事に参加し、非常用設備の点検をする予定です。

私は前職で機械のメンテナンス業に就いていました。前職では経験したことがない積算の仕事もあり、初めて取り組んでいますが、先輩に教えていただきながら進めています。

住友 健人さん(30歳)令和3年8月入社(写真右)

私は前職は製造業で、まったくの未経験でこの世界に飛び込んできました。最初は、知識も経験もなく不安でしたが、先輩たちとコミュニケーションを密に取ることでアドバイスをいろいろといただき、少しずつ仕事を覚えています。今の担当は、排水ポンプ車や照明車、発電機などの建設機械が災害時に安全かつ正常に可動するように専門の会社に点検を依頼する仕事です。

タウトク)今の業務に従事して約半年ということですが、発注者支援業務に携わる上で皆さんが感じる大切なポイントは何ですか?

住友:発注者支援業務は、まさに人対人の仕事です。国土交通省の職員の方と、工事や業務を受注する民間業者の方との間に立ち、双方と適切なコミュニケーションを図って業務を円滑に進めていくことが求められます。

野田:「発注者の意思や考えをいかに汲み取るか」をいつも意識しています。住友さんが言うように、コミュニケーションは必須です。

富永:ふたりと同じく、たくさんの方が関わって公共事業を仕事を進めるので、コミュニケーション力はものすごく大切です。考えが異なるときもあるので、自分の思いをできるだけ分かりやすく伝えるようにしています。

タウトク) では、仕事で一番苦労していることは何ですか?

野田:積算です。様々な知識が必要で覚えるべきルールが山ほどあり、複雑で苦労しています。幸いにも、周りに詳しい先輩方がたくさんおられるので、フォローしていただいています。また、土木関係も並行してイチから勉強しています。この仕事をしていく上で必要な資格があって、資格試験に向けて勉強中です!

住友:初めて経験することばかりで、すべてが難しい! 毎日新しい言葉が出てきて、特に土木や機械の専門用語に苦労しています。業務に就いてすぐの頃は飛び交う言葉がほとんど分からず、話についていくのも一苦労でした。今も人に説明できるレベルまで到達していないので、まだまだこれからです。

富永:やるべき仕事はたくさんありますが、今の仕事には前職の経験が活きています。これまでに積み上げてきたものがあるので、何とか進められています。

タウトク)やりがいを感じるのはどんなときですか?

富永:前職で工事を受注する側だったときは、工事が完成したら喜びを感じていましたが、個人として「良かった!」という気持ちが強かったです。今は、国交省の職員の方や工事や設計の受注業者の方など「(事業に関わった)みんなでやり遂げた!」という充実感があります。

野田:ポンプや樋門などの設備の点検・修理を担当しているので、それらの設備の故障などを業者さんと協力して復旧したとき、嬉しいしほっとします。

住友:新しいことに取り組むことが多く苦しいこともありますが、逆に「新しいことに取り組めること」にやりがいを感じています! 最初はうまく出来ませんが、今までにない知識や経験を得て、教えてもらう楽しさもあります。それがモチベーションとなり、仕事のやりがいに繋がっています。

タウトク)それでは、お互いの尊敬するところを教えてください。

富永:野田さんは行動力がある人です。例えば樋門の調子が悪いとの連絡があればすぐに現場へ出向き、夕方には報告書がメールで送られてきます。不具合があれば県内どこにでも駆けつけていくフットワークの軽さは、見習いたいと思います。
住友さんはスポンジのような吸収力があります。未経験ですが、今では専門的な話も普通にできますよ。日々の努力の成果だと思います!

住友:野田さんは探究心とパッション(情熱)がすごい! 一緒に現場に行くと、原因を追求する熱意に満ちあふれています。富永さんはこの仕事のベテランですが、未経験の私にも物腰が柔らかく、とても優しく教えてくれます。あと、とても面白い方ですね(笑)。

野田:富永さんは私の師匠です。いっしょに仕事ができて光栄です。富永さんに聞いても分からないことは、誰にも分からない! それくらい知識が豊富です(笑)。
住友さんは真面目で細かいところに気づく感性があり、これから絶対に伸びていくと思います。将来はこの仕事のエースになってくれることを期待しています!

タウトク)皆さんが感じる会社の魅力は?

富永:チームワークが良いところです。一人が困っていたら、みんなで解決しようと動く方ばかりです。

野田:未経験の人にも親身になって教えてくれます。他部署を見ても、先輩が後輩に親身に教えています。未経験からでも仕事を覚える環境が整っていると思います。

住友:私自身まったくの未経験で入社しましたが、それぞれの分野でベテランの先輩たちが、私と同じ未経験で入社したメンバーに丁寧に教えてくださる環境があります。今の自分がいるのも研修をしてくださったり、コミュニケーションを取ってくださったりした先輩たちのおかげです。

タウトク)最後に、これからの目標やチャレンジしたいことを教えてください。

住友:チームのメンバーに「ここにおってくれて良かった」と言ってもらえる人になりたいです。そのためにコツコツと何事も積み重ねていきます。

野田:会社として事業を他県に展開できたら良いなと思っています。私がその礎となり、住友さんのような若い人たちがどんどん発展させてくれたら嬉しいです。

富永:「徳島で機械のことなら、あいつに聞いたら分かる!」。そう言われる人になりたいですね。

野田:富永さんは今でも十分そうなんですけどね(笑)。

富永:まだまだ精進します!

タウトク)皆さんの仲の良さ、チームの雰囲気の良さがものすごく伝わりました。ご協力ありがとうございました!

  • 2022年12月号

    発注者支援(機械)

    新しい技術者を育て、共に成長しながら徳島の安全・安心を機械分野で守る

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